CRC データ巡回冗長エラーからファイルを救出する方法

HDDが大容量化する一方で、現在も偶に遭遇するデータの読み出しエラー。その中でも通常に利用している際に最も遭遇するのがCRCデータ巡回冗長エラーではないでしょうか。実はこのエラーが出てもファイルを救出する方法はあります。

NTFS が読み出せる Linux ならなんでもいいのですが、今回は ubuntu 18.04 を使います。

CRCエラーの出るファイルが /broken/hdd/file.ext コピー先のファイルが /normal/hdd/file.ext とした場合は、以下のコマンドでファイルをコピーすることができます。

dd if=/broken/hdd/file.ext of=/normal/hdd/file.ext bs=512 conv=noerror,sync

たったこれだけのコマンドで、エラーのある部分をスキップしてファイルを読み出すことができます。一部のファイルが壊れているだけで圧縮ファイル全体がコピーできないといった時に使ってみてはいかがでしょうか。

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