このサーバーに移行してから、そろそろ2年が経とうとしています。円滑にサービスを管理できるようにDocker化したのですが、管理画面のレスポンスが悪い時があることに気づきました。
WodPress 管理画面を高速化するテクニックとして言語を英語に設定するという強引な技もあります。しかし、それ以上にプラグインの処理に時間がかかっていることが主です。不要なプラグインは止めるべきですが、入れておきたいプラグインも多くあります。
プラグインあたりの処理時間を調べるには従来P3 (Plugin Performance Profiler) なるプラグインで簡単に調べることができたのですが、いつからか正常に機能しなくなってしまい、更新されずのまま放置されているようです。どうにかしてくださいよ GoDaddy
もちろん、似たような管理用のプラグインは他にもあります。 現在使用しているのは QueryMonitor というプラグインで、細かく情報を得ることができ、サーバーのスペック表示などもできます。もちろん、プラグインごとの処理時間を表示することもできます。
Query Monitor は WordPress のプラグイン管理ページから簡単にインストールすることができます。インストール後に有効化すると管理バーにメニューが追加され、クリックすると詳細な内容が表示されます。
この結果は最適化設定を施した状態のものですが、ページの生成に約0.22秒かかっていることがわかり、処理に要した最大メモリは8MBほどであることがわかります。しかし、データベースクエリに要した時間は0.02秒ほどしかありません。
では、一体何の処理に時間がかかっているのでしょう?
Queries by Component で見てみるとプラグイン要素ごとに処理時間を表示することができます。ここでは Core つまりWordPressそのものが0.22秒とトップに来ていてこれが殆どを占めていました。つまり、今遅い原因はプラグインではなくWordPressを置いているサーバー性能ということです。
もし、ほかのプラグインが上位に来ている場合は、そのプラグインの設定があまり良くないか、相性が良くない可能性があります。ほかのプラグインに乗り換えることも検討したほうが良いでしょう。
このサーバーの場合、最適化前はCometCacheが上位に来ていたのですが、その状態を解消した方法はまた次回に。