最近読んだ本

コンテナ物語

Docker関係の本に、実は海上コンテナでも似たようなことがあってさぁという触れ込みで紹介されていたので読むことに。技術的なことよりは海上コンテナ物流に携わったマルコム・マクリーンの功績をまとめた本と捉えたほうがいいだろう。それまでのバラック輸送からトラック・鉄道・船舶がいかにしてコンテナでの輸送に切替わっていったか。ビルゲイツが2013年に推薦した本でもある。マルク・マクレビン著、村井章子訳


Cooking for the Geeks

あらゆるレシピの調理過程で発生する様々な手法をギーク的に解き明かし解説していく異色のレシピ本。料理、味、手法だけでなくそれらを構成するための調理器具まで踏み込んで解説。ケンタッキーフライドチキンの柔らかさの秘密なども少しだけ書かれている。
ジェフ・ポッター著、水原文訳


入門監視 (原著 Practical Monitoring)

入門とついていることから、ややライトな構成で書かれている。それでも抑えるところは抑えていてSLA99.99%におけるダウンタイムの許容時間や比較に使うべきチャートの種類、ブレの大きな数値に対する対処法などためになる要素も多い。読んだのは原著の英語版。あくまで入門書という位置づけなので込み入った内容についてはあまり書かれていない。マイク・ジュリアン著


Puppeteer入門 スクレイピング+Web操作自動処理プログラミング Puppeteer入門 スクレイピング+Web操作自動処理プログラミング

オライリー以外の入門書を読むのは暫らくぶりなのだが、想像以上に入門向けに作られていて面を食らった。100ページ付近までは開発環境のインストールに重きを、以降は使用する関数のリファレンスを交えつつプログラムを作っていく。あくまでスクレイピングを題材にしており、存在するAPIを使用したりはあまりしない。そのため発展性にやや欠ける。Node.jsとAPIを使用すればPuppeteerをそもそも使用せずとも結果が得られるプログラムが多く、期待外れだった。途中挟まるコラムでは、あたかもタイトルだけ見ると関連しているように見えるが、実際はまったくもって内容に関係ないこともマイナスである。著者の肩書のわりに内容が初心者向け過ぎる気がする。美崎薫、小原亮一、酒井一成共著

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