KNACK をクリア。

プレイ理由が本体に付いてきたからといえば、それまでなんだけれども。
プレイ難易度:「難しい」プレイ時間:「約10時間」

マークサーニーが作った、クラッシュバンディクーライクなゲームとされたが
クラッシュバンディクーシリーズそのものを期待する人には向かないかも。

チャプター方式で進むストーリー、宝箱を開けてのパワーアップ、かなり長い1ステージ。
どちらかというと、いわゆる「神ゲー」のゴッド・オブ・ウォーライクであると言える。
基本、最弱から始まり、ステージを進めパワーアップしたところで次のチャプターへ進むと、また最弱から始まる。

ステージ自体に明示的なチェックポイントはない。
ここまで行ったからチェックポイントかな?と思っても、もっと前から再開する場合もある。
せめて、ステージに入ってゲートが閉まり、現れた敵を全て倒すとゲートが開き、再開はここから
ぐらいでチェックポイントを取って欲しかった。

敵のバリエーションは多いけど、モーションは数種類。
色違いというわけではないがモデル違いで大きくなったりして出てくるので、戦法が応用でき、この点は良いと思った。

ただ、アクションゲームとして最大の難点である、ゲームが単調という問題がある。
兎に角、攻撃手段が少なく、通常攻撃、ジャンプ攻撃、ゲージを溜めて出来るスペシャル攻撃の3つと思って良い。
スペシャル攻撃は数種類あるのだけれども、そもそもゲージが溜まっていない状態だと意味をなさないので
ほとんどの状況においてスペシャル攻撃はあってないようなものになる。

また、スペシャル攻撃ゲージは、通常ステージに配置されているアイテムからしか回復できない。
ただし、リトライ時も持ち越しなので、回復アイテムが配置されているところでわざと死ぬことで回復は無限に出来る。
しかし、それはゲームとしてどうなんだ。

もっと重要な問題点もある。
ナックは前述したように、ステージに隠された宝箱を開けることでパーツが手に入りパワーアップするのだが
パーツの出現はランダムであり、1周ゲームをプレイしただけでは、多くのパワーアップが完成しない。
この宝箱からは、パーツ以外にもクリスタルと呼ばれる収集物が出現するため、さらに完成する確率が下がっている。
実際に、自分の場合はクリア時に8個中、3個しか完成しなかった。

宝箱自体は中身を確認して○ボタンを押さなければ、アプリケーションを終了することで引き直しが可能である。
よって、ある程度パーツを選定することは出来るのだが、チャプター最初からのプレイになるので注意が必要。
また、What’s New に「○○さんがKNACKをプレイしました。」というログが大量に表示される。

パーツの入手は別途ボーナスステージを用意する、指定チャプターをクリアすると手に入るなど
もう少し入手に至るまでの方法を変えて欲しかった。
正直言って、ゲーム後半までほぼパーツが揃わないというのは、やる気を削がれる一因だと思う。

ステージは砦や洞窟以外に、市街地や要塞内などバリエーションがあるのも良かった。
チャプターによってはナックの追加属性があり、僅かではあるが、ステルス性を求められたり
クラッシュっぽいギミックで、やや懐かしさも感じるステージもある。

プレイしていくうちに楽しくなってきたので「すごく難しい」でもプレイする予定ではあるが
それよりも、少し「天空の城ラピュタ」を見たくなる、そんなゲームだった。

バルス

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