L.A. Noire 雑感。(クリア後)

約24時間でストーリークリアしたので、クリア後の感想をレビュー形式で書いてみる。

操作性

基本的に操作に関する説明がその都度画面に表示されるので操作方法に困ることはない。
ただ、手がかりにならないような物を、プレイヤーにあたかも調査可能であるように通知するのはどうかと思う。
木製のフォークやスプーン、空のタバコ箱を何回も調べさせて何の意味があるのか。

また、証拠に日付が出てきたりする場合、いま現在の日付が判らない上に、証拠としても無意味であり不要。
バックログを読むのもポーズ画面から選択する必要があり、アドベンチャーゲームとして不親切である。

ゲームバランス

ゲームの売りでもあった尋問システムに関しては、前後の会話と全く繋がりのない内容が突然会話に現れたり
直前に聞いた内容と食い違うような供述をしてくることもあり、尋問システムそのものがやや破綻しているように感じる。
この点に関しては「コミュニティに聞く」という選択肢を用意するよりも修正すべき場所だったと思う。
しかし、殆どの場合、尋問の結果の是非を問わずゲームが進行し、クリア不能ということはない。

捜査ポイントを全て表示したり、アクションを規定数を失敗するとスキップ可能であったり、救済措置も用意されていて
他のバランスは決して悪くないだけに、前述の尋問に関する問題が非常に残念。

グラフィック

PS3ではかなり綺麗なグラフィックである一方、読み込みの遅れで異空間に突入したり、人物の配置がずれる他に
下記のように車がオブジェクトにめり込んだりすることが希にあり、読み込みも頻繁なためドライブの寿命が気になる。
また、シーンによってグラフィック設定の明るさを最大にしても見えづらい事がある。

人物のズレ オブジェクトへの食い込み

ストーリー

序盤のストーリーはチュートリアルなので、どうしても細切れ感がある。
中盤、操作に慣れてきたところで発生する事件が類似しているため、手口が同じ=捜査もほぼ同じで飽きてくる。
容疑者への尋問も消化不良のまま終わってしまい、ストーリーを進めるための作業感が否めない。

個々のストーリーの繋がりも終盤に向けて強引につなげたように感じる。

熱中度

1つの事件が1時間?2時間程度とほどよく設定されている関係でプレイがしやすい。
逆に言うと、1時間?2時間程度で毎回気分をリセットされてしまう。

継続性

収集物が「新聞」「金のフィルム」「隠しバッチ」「ランドマーク」「車」と豊富に設定されている。
また、興味があれば個々の事件を再度プレイすることも可能であり、ステータスも引き継ぎがれる。

価格

DLC を全て買う場合はロックスター・パスを購入するとバラ売りで買うよりお得。
1月下旬に Amazon で1680円時にソフトを購入したところ、初回特典付きで下記の3つが無料で入手可能だった。

  • 裸の街 風紀犯罪課担当事件 (400円)
  • バッジ捜索チャレンジ (200円)
  • ブロデリック刑事スーツ (100円)
その他

ゲーム中に閲覧できる統計情報によると、プレイ時間の内訳は以下のようになっている。

  • 総プレイ 24時間03分
  • 車両運転 6時間30分
  • 調査時間 4時間50分
  • 銃撃時間 1時間20分

それ以外の時間はムービーを見ている事になるので、およそ半分にあたる約12時間はムービーという計算になる。

総評

希望小売価格の7,400円では買う気が起きないが、1,500円ならやっておいても損はなさそうなゲーム。
ただし、ゲーム内容を理解した上で購入する方が精神衛生上宜しいと思う。

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